俺マン2025



2025年刊行で良かったマンガです。
順不同7作品と、次点9作品だけどその間に明確な差は無い。
- 『チハヤリスタート!』/たけうちホロウ
- 『CHANGE THE WORLD』/田川とまた
- 『サンキューピッチ』/住吉九
- 『野球・文明・エイリアン』/へじていと 原作、山岸菜 漫画
- 『拝啓、在りし日に咲く花たちへ』/五十嵐純
- 『ガレキ街のルウとメエ子』/緒川みのる
- 『ベッキーさんと私』/北村薫 原作、三浦靖冬 漫画
『チハヤリスタート!』/たけうちホロウ
かつて女子陸上部で運命的な出会いをし、ライバルとして高め合い、勝負を重ねた高校生たちの社会人パロ。(?)
実はチハリコが好きなんですが(ニュース性無し)、時代が時代なら無茶苦茶な怪我で選手生命を絶たれるどころか生涯自分の足で立ち上がれなくなったチハヤの車椅子をリコが押してあげている彩度低めのイラストが表紙の仄暗二次創作とかを読み漁ってたと思う。
『CHANGE THE WORLD』/田川とまた
ぶっちぎりで面白かったマンガです。一話を何度も読んで何度もボロボロ泣いてる。高校演劇について、演じることと(台本を)書くことの両面から描いていて良い。
演技じゃないのに演技に見えてしまう熱さ。伝えたい気持ちが誰かに届く手応え。演者が同じ板の上で共演者を圧倒する時の景色。掛け合いがハマった時の嬉しさ。ナマモノの演技で世界を変えられると本気で思っていること。全てがある。
才能への羨望と異性への恋心の混同を言葉を駆使して清算して、戦友としての関係性を早めに再定義(ラブ路線を潰)してるのも偉い。ロマンスに疲れたみなさんにもオススメ。
『サンキューピッチ』/住吉九
前作で獲得した変な漫画ファンを引き連れつつ、真面目に野球漫画やろうとしてて変。
『野球・文明・エイリアン』/へじていと 原作、山岸菜 漫画
野球ってテーマにフックが多くって、〇〇×野球みたいな複合ジャンルの片方に選びやすすぎないか?同じく異世界で現代の知識を元にサバイブしていくストーリーとしては『なにも理解らない』も良かった。
web漫画の中でも特に競争の激しいジャンプラというレーベルだからこそ、これも恋愛に至るパートが省略されてて速度がある。
『拝啓、在りし日に咲く花たちへ』/五十嵐純
1巻のラストの仕掛けはぶっちゃけ大層な叙述トリックでもないんだけど。この作品のサビって、恋に憧れる気持ちみたいな、百合(スール)の真似事が時を経て受け継がれていくことなんだよな。
百合というジャンルが二巡三巡した今、受け継がれる百合の意志みたいな話。
『ガレキ街のルウとメエ子』/緒川みのる
「あなたが信じてくれた私でいたかったのに」、すれ違う女と女の救いのない話。
前作も良かったけど比較的ハッピーな雰囲気だったので同じ作者だと気付かなかった。新たな短編の名手に出会えた興奮がある。
『ベッキーさんと私』/北村薫 原作、三浦靖冬 漫画
電子で買って一話を読み、そっと閉じて本屋に向かい、紙の単行本を買い直した。三浦靖冬の描く、上流階級のお嬢様と男装の女性運転士の昭和レトロ儚げミステリー、紙以外で読む選択肢なんて無かったのに。愚か。
緻密な描き込みは健在で、安楽椅子探偵的な話の運びも全く退屈しない画面作り。三浦靖冬の新作なんてすっかり諦めていたけど、こんな女女バディものが読めるなんて!
次点
『魔法少女ダンデライオン』/水帆かえる
2025年良かったバディモノ②。こういう女児向けの少女とダークヒーロー(人外だとなお良い)のバディものって一昔前のタイトルだと何があったんだろう。ネウロ?(絶対に違う)
『ぷらぷらチッケッタ』/ぐみさわ
仕事サボって女営業職2人が公園で遊んだりするだけだけど画が地味になりそうなのでメイドでも出しとくか←漫画って自由だな〜
『羽虫のヘルツ』/三宅乱丈
『王様ランチ』という顔面ケーキ漫画の傑作があるんですが、20年の時を経てまさかの続編が出て嬉しかった。
『SPEAK』/夜なのに朝日
ダベリ漫画の最先端。
『世界の終わりの洋裁店』/西尾雄太・室井大資 原作、マツダユカ 作画
この3人の組み合わせ!?と思ったけどそれぞれの分野で各人の魅力を発揮してると思う。3人で印税按分しても手元に大金残るほど売れて欲しい。
『あかい蠢動』 『あおい蠢動』/園山二美
読めてなかった作品も再録されて嬉しい!カップルが安いトランクスを大量に買ってお互いに一日履いたらそのまま洗わずに部屋に放置していって汚いトランクスの山にカビキノコ生やす話(凄い話だな)が好き。
『本なら売るほど』/児島青
良いです。
「プラスチックより透明な爆弾」/エチピク
単話。初出は24年だけどFANZA配信が25年でした。教室にペニスが突き抜けてくるシーンが約束タワーブリッジでアツい。
「首領ちゃん」/小山健
未単行本化なので番外編として。2025年読んだ中でも刺さった擬似家族もの。2025年は人の親になった年だったんですが、別にそれらは関係なく(子どもが産まれたくらいで価値観なんて変わらないと思っている真の逆張りオタクなので)、いつどんな立場で読んでも面白いと感じていたはず。
アーニャはオワコン。2026年は、ニコン(韻)






