俺マン2015 ~百合漫画編~
俺マン2015、百合漫画編です。
すべて今年1巻が出たものから。順番は適当。
『少女決戦オルギア(1)』江島絵理
江島絵理さん、元はPixivのにこまき漫画がめちゃくちゃ可愛くてチェックしてたんですけど。商業で描くっていうからすぐ飛びついた。去年からめっちゃステマしてたけど今年単行本が出たからまた取り上げます。
ゆるふわ女子高生たちが宿主(マスター)となって、その身に宿した怪物(アノマリー)を降神(エンチャント)させて戦うバトルロワイ百合。コッテコテの異能力バトルモノとしても楽しめて、ただただクソみたいな腕力で殴ってくる女の子、素早さに極振りスタイルで戦う女の子、とか、オタクの大好物でしょ。
基本的に1対1のバトルロワイ百合(バトルロワイ百合って言いたいだけだよ)において、少女たちは生き残るために取引をしだすんですね。利害関係って百合なんだよな…
2巻まで出てる。
『アフターアワーズ(1)』西尾雄太
ヒバナの中で唯一面白いと思える漫画。もうヒバナ買ってないけど。ヒス気味で男との関係を精算しきれずOLもやめてモラトリアムに逆戻りしちゃうようなクズ社会人が流れで一回寝ただけの歳上ミステリアスお姉さんに”若さ”を武器に付け入ってヒモと化していく社会人百合。
光と影の描き分けがエモい。クラブカルチャーと百合の高レベルハイブリッド。ケイちゃん(cv.沢城みゆき)、エミちゃん(cv.金本寿子)でお願いします。夜の世界って百合なんだよな…
ジオラマミュージックフェアで見た作者のSTAG、もとい西尾雄太さんはパリピ然とした風貌だった。
『私の無知なわたしの未知(1)』百乃モト
箱入り娘の平凡で息苦しい日常が職場の処女厨先輩によってぶち壊されていく社会人百合。男が出てきます。社会人デビューって百合なんだよな…
「私のムチッなわたしのミチッ」
— すんすん (@kopi2ruwak) 2015年6月15日
ムチっとはしてない。
『ラブデス。~短期集中連載集~』くずしろ
ラブデス。~短期集中連載集~ (IDコミックス 百合姫コミックス)
- 作者: くずしろ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2015/05/18
- メディア: コミック
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ケンカップルと形容するにはあまりにも血生臭すぎる、「エクストリーム痴話喧嘩」百合。刃物・トンファー・銃器が交わる痴話喧嘩が始まり暴れまわって周囲を破壊したあとのノロケオチに至るまで、わずか8ページのスピード感重視のフォーマットはもはやギャグマンガに近い。
ヤニのニオイ漂うヤンキー百合も同時収録でこちらも良い。暴力って百合なんだよな…
『演劇部の魔女と騎士』犬丸
女子校の演劇部を舞台とした群像劇なんだけど…なんだろうこれ、めちゃくちゃ完成度が高い漫画だ…
トーンを一切使わず白と黒のコントラストが効いた画面と静かな語り口による雰囲気がものすごい好み。でも決して雰囲気漫画でもない。百合成分と物語性が良い塩梅でお互いを妨げすぎてないというか…絵と全体の雰囲気が道満晴明に似てるかも。サブカルにもウケそうなのに、ひらり、で連載されていたがためにあまり知名度がない…?
語彙が尽きたのでとにかく読めとしか言い様がない。語彙がないって百合なんだよな…(丸投げ)
『2DK、Gペン、目覚まし時計。(1)』大沢やよい
故郷福岡の彼氏と遠距離恋愛中の高スペックOLと生活力ゼロのヒモ漫画家志望アラサー女の同棲百合。OLの方は開始5秒で男に振られる。
オフィスでは戦うOLなのに家に帰るとペットのようなヒモが待ち構えていて、彼女の前では博多弁で話すのがズルい。100万点。漫画家になる夢を応援しつつやっぱり甘やかしちゃう。1000万点。母性愛って百合なんだよな…
2巻がこの間出ました。
『やがて君になる(1)』仲谷鳰
最早説明不要の今年の最強タイトル。成績優秀、容姿端麗、パーフェクト生徒会長との絵に描いたようなエモイベントを不感症後輩主人公が無表情でなぎ倒していく爽快掃除屋アクション。アセクシャルって百合なんだよな…
人を好きになることを知らない主人公が、自分と同じタイプだと思って近付いた先輩が「好き」を知ってしまった(しかもその相手は自分)ことに”””嫉妬”””するシーンが凄い。
「わたしを好きな、わたしの先輩。」…客観視って百合なんだよな…
この温度差百合がツボなのでこの関係のまま続いていって欲しいとも思ってしまうんだけどさすがに無理か。
メロブの特典が豪華だったので。