本屋のバイトをやめた
3年続けたバイト先の本屋をやめました。で、そこで発行してたフリーペーパーの、毎月(毎月1日発行なので一個前の月)のおすすめ漫画を紹介するコーナーの原稿を担当していたんですけど、これがなかなか面白くて。お店に来るお客さんの層(サブカル好きが多い)に合わせてみたり、ジャンルが被らないようなおすすめをしてみたり、マイナーな作品を推してみたり、いろいろ自由にやってました。
その原稿をそのままにしとくのもなんかもったいないし、僕がやめたことで著作権フリーになったと思うし(?)、記録も兼ねてせっかくなのでインターネットに残しとこうかな、というアレです。
2015年~
7月号
『A子さんの恋人』①/近藤聡乃
どこで誰と暮らしていくのか。身の振り方に悩む29歳女子を主人公に据えた作者初の恋愛漫画。アラサー漫画特有の自虐や悲壮さは少なく、軽やかに読めます。人の性格は一言では言い表せないほど面倒くさかったりするもので、癖のあるキャラには誰かの姿が重なるかも。
A子さんクッッッソ売れた。
8月号
『のみじょし』①/迂闊
お酒が大好きな「飲み女子」たちの四コマコメディ。ビアガーデン、温泉、お花見。仕事帰りに集まって飲む、それだけの描写に癒されます。一杯に付き合って愚痴を語れる友人がいれば大抵のことはなんとかなると思えたり。生チョコと一緒にブランデーをいただく飲み方は真似したくなります。
9月号
『百万畳ラビリンス』上・下/たかみち
脱出ゲームのような空間に閉じ込められたゲーマー女子大生がそのゲーム脳を武器に異世界を攻略していくSF。小気味いいテンポで会話する二人組主人公のキャラクター、上下巻に過不足なくまとまったストーリー構成、どこをとっても完成度が高い。はやくも今年の私的ベストコミックにランクインしました!
成年コミック作家初となる全年齢向け商業作品は、大学生男女四人組のだらだら下ネタ青春コメディ。惰性で過ごす日常はハプニングの連続で、馬鹿馬鹿しいシチュエーションと”本番”に発展しそうでなかなかそうはならない、その絶妙なバランスの上で繰り出される下ネタに終始笑いっぱなしです。
10月号
『ホーリータウン』/宮崎夏次系
作者初となる連作集は、独立した各話のキャラたちがひとつの街に住んでいたというしかけで、今までの作品になかったやや実験的な意図も感じられる。シュールでキュートなどこか”生きづらさ”を感じるキャラたちが愛らしく思えます。店内には原画も展示中ですので、ぜひご覧になって行ってください。
『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいのマンガで読む。』/ドリヤス工場
水木しげる似の画風でアニメの二次創作を描いてきた作者が今度は名作文学を手がけます。人間失格で描かれれるダメ人間、ドグラ・マグラの異様な文体、変身のほの暗い結末、それぞれが水木タッチで描かれるのは取り合わせの妙。ただの「読んだ気にさせる」コミカライズ企画には終わらない面白さがあります。
有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。 (torch comics)
- 作者: ドリヤス工場
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2015/09/11
- メディア: コミック
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締切遅れて使われなかった幻の原稿。ホーリータウンおもっくそネタバレしてるな。
11月号
『グッドナイト、アイラブユー』①/たらちねジョン
遺言に導かれ、翻訳家だった母のルーツを探して1人で海外に飛び出した主人公。異国に住む母の友人たちとの出会いや、うまくいってなかった兄との関係を見つめ直していく旅は「人とのつながり」を描いていきます。Webでも無料で読めますが表紙の装丁がおしゃれなのでぜひ手に取ってみてほしい作品です。
『ねじの人々』①/若木民喜
京大出身、「神のみ」作者の哲学漫画。哲学って難しそう…と感じるかもしれませんが、「自分」とは、「真実」とは、という段階からキャラと一緒になって考えていきます。答えのない分野に対しての作者なりの悩みや考えが語られる本作。哲学とはなにか?を考えるきっかけになる…かもしれません。
12月号
『背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 』① / 横田卓馬
スタイリッシュさや競技の熱さで売るダンス漫画とは違う、デフォルメされたちんちくりんな主人公。しかし超人でも何でもない主人公カップルたちが一緒に成長していく姿からは、ただただ一生懸命さが伝わってきます。プロの世界ではない、「部活」としての「青春」が清々しいです。続く第2巻は来月発売。
背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 1 (ジャンプコミックス)
- 作者: 横田卓馬
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/11/04
- メディア: コミック
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『恋情デスペラード』①/アントンシク
長ドス一本携え生涯の伴侶を求めて旅をする"面食い"女流浪人のハイテンションアクション漫画。ウエスタン西部劇×日本の時代劇というハイブリッドな世界観は娯楽性たっぷり。キレのあるアクション描写とキャラの可愛い表情のギャップを描き切る画力の高さも魅力です。表紙買い必至の一冊!
2016年~
1月号 2015年本当に売りたかった本
『十月桜』/中野でいち
「醜さの中に美しく映える桜」
ベストセラー作家の娘で車椅子に乗った美少女とその世話を任された図書館司書との「愛」と「憎」が入り乱れた作品。ひねくれたキャラたちが紡ぐ「作品を生み出すということ」へのセリフは、同人作家としても活動している作者本人の想いを代弁しているよう。醜くも美しい物語です。
毎年1月とかに昨年刊行された本で一番売りたかった1冊を、自分の担当から選ぶという企画があった。見出しと合わせてフェア展開される。僕は別にコミック担当というわけではなかったのだけど…
『木根さんの1人でキネマ』①/アサイ
スターウォーズはどの順番で観る?ゾンビ映画はどれも気持ち悪い?わざわざ映画館まで足を運ぶ意味とは?30代独身OLが趣味を誰とも共有できない哀しさを爆発させたキネマコメディ。こじらせすぎた木根さんの作品愛は映画好きに限ったことでなく、"オタクあるある"として最高に笑えます。
フェア用と別に用意してた原稿(使われなかった)
2月号
『Comic S 早川書房創立70周年記念コミックアンソロジー〔SF篇〕』
早川書房創立70周年を記念して刊行された「SF編」「ミステリ編」二冊のコミックアンソロジー、その執筆陣がとにかく豪華。一口に「SF」や「ミステリ」のジャンル分けをすることは難しいけれど、それゆえに作家一人一人の発想、解釈、愛の読み比べができる。少しお高めの値段にも目をつぶってしまいます。
『さらば、佳き日』①/茜田千
新婚夫婦として地方都市に越してきたふたりは兄妹だった…という内容が決して扇情的ではなく、淡く静かな「ふつうのラブストーリー」として語られる。「特別」な物語をいかに「ふつう」な物語として描くか、って意外と難しいことなんじゃないかと思えたり。サブキャラのストーリーと並行して続きが気になります。
3月号
『ディザインズ』①/五十嵐大介
圧倒的筆致と五感で読ませる漫画を描く五十嵐大介、久々の新作!遺伝子を"設計"されて生まれたヒトと動物の混合体ヒューマナイズド・アニマル(HA)をテーマとしたプレグレッシブ・ハードSF。兵器として戦争に用いられるHA、宇宙開発計画に関わる人間側の対立、「環世界」の概念など、骨太な物語になりそうな予感。
『カルト村で生まれました。』/高田かや
子供は親と離れて暮らし、朝五時半に起きて労働を強要される。食事は一日二回、体罰は当たり前、所有のない社会なためお小遣いはなし。カルチャーショック連発な「カルト村」の内実を綴ったコミックエッセイ。「カルト」と聞くと怖いものを想像しがちですが、あくまでエッセイとして描かれた本作は単純な興味深さで読めてしまいます。
4月号
『かんぺきな街』/売野 機子
一貫して「どこか欠けている人間の真っ当な愛」を描き出す売野機子、新作はその真骨頂が発揮されています。作者の魅力は何と言っても言葉選びのセンス。絵柄やセリフの雰囲気から、24年組(70年代に活躍した女性漫画家)が引き合いに出されることが多いのですが決して古臭いわけではなく、瑞々しい。もっと多くの人に読まれて欲しい作家さんです。
『ななしのアステリズム』①②/小林キナ
百合専門誌ではなく、一般のレーベルから出た百合漫画で最近一番インパクトのあった作品。誰にも言えない秘密を抱えた仲良し女子3人組のピュアな青春ラブストーリー…かと思いきや、細かい心理描写で思春期ゆえの一時の感情にまかせた破壊衝動が見え隠れする展開にはハラハラさせられます。①②巻が同時に発売されました。
ななしのアステリズム(1) (ガンガンコミックスONLINE)
- 作者: 小林キナ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2016/03/25
- メディア: コミック
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ななアス使われなかった。
5月号
『hなhとA子の呪い』①/中野でいち
「もはや俺にはあらゆることが『エロい』か『逆にエロい』としか思えない…」人間の性欲を否定し究極の純愛を求める男が倒錯していくサイコホラー。デフォルメの効いた絵や芝居がかった台詞回しなど、表現はとても漫画的。自意識・妄想・罪悪感が爆発した主人公の姿は見ていて滑稽で、しかし読者はそれを笑い飛ばす気にはなれないのです。
6月号 上半期ベスト的な企画
『コオリオニ』上・下/梶本レイカ
「究極のクライムサスペンスBL」
90年代の北海道を舞台に警察とヤクザの腐敗した関係を扱った本作は、実在の事件をモデルに、人間の醜い部分・弱い部分を徹底的に描き出してエンターテインメントに仕立て上げている。ジャンルはBLだが、「なにか面白い漫画はないか」と口を開けている大人たちに片っ端から読ませたい。
『こども・おとな』/福島鉄平
「かつて”こども”だったあなたへ」
こどもの頃の一日って、今よりずっと長く感じられませんでしたか?分からなかったことが分かるようになり、自分の周りの世界が広がっていく、そのきっかけとなる日々の出来事をこどもの視点から語る。大ぶりなコマ割りとセリフの少ないゆったりとした構成は、読者をあの頃に引き戻してくれます。
『かんぺきな街』/売野機子
「どこかが欠けている人間たち」
「だけど私たち 金魚を混ぜたわ」「雨の日は不思議 懺悔の雰囲気」「窓の下で並んで アイスキャンディを食べたい その頭だけを陽が掠っている 君はのっぽだから」―売野機子の魅力は言葉選びのセンス。「どこか欠けている人間の真っ当な愛」を描き続ける作者、新作もとても瑞々しいです。
この年は上半期ベスト企画があった。
7月号~8月号
ここらへんから1ヶ月半に1回の発行に変わったぽい(記憶)たぶん漫画のコーナーがなかった。
9月号~10月号
『アキオ…』/村上たかし
さえない中年のおっさん・アキオは妻から突然離婚を持ちかけられる。有名IT企業の社長に15歳年下の美人妻と3歳になる最愛の娘を奪われるか…というところで、アキオが持ちかけた離婚の条件は想像の斜め上を行く。作中でアキオは幾度となく泣きじゃくり、そこには胸キュンも甘酸っぱさも存在しない。しかしこれは間違いなく、おっさんが主役の泥臭いラブコメなのだ。
『鉄腕アダム』①/吾嬬竜孝
ジャンププラスで連載中の近未来ハードSF。村上春樹を愛読するAIヒューマノイド・アダムが地球を襲う奇怪な姿をした飛翔体「蝶」を宇宙空間で迎え撃つ…といった設定には、エヴァやシドニアの騎士といった既存のSF作品の影響が見られる。そうしたアイデアをスタイリッシュに再構築した本作は更に、人工知能が抱える問題をも取り扱っていくことになりそう。
11月号~12月号
『悪魔のメムメムちゃん 』①/四谷啓太郎
人間を誘惑して魂をいただくサキュバス…なのに、弱気で泣き虫、幼児体型でエッチなことが苦手というポンコツ悪魔メムメムちゃん。悪魔としての仕事をしっかり果たせず人間と仲良くなっていくうちに、どんどん図々しく憎たらしくなっていくキャラが可愛いです。泣き顔や恥ずかしがり顔がしつこくならないキュートな絵柄も魅力。
『晴れ間に三日月』/イシデ電
幼馴染に彼氏を奪われて街を飛び出した主人公が子供を連れて地元に戻り、その幼馴染と14年ぶりに再会することから始まるヒューマンドラマ。めんどくさい人間関係をめんどくさがらずに丁寧に描き、言葉に出来ない気持ちを的確に言葉にして書く。ドロドロの愛憎劇を決して感情的にならずに描き切った後味はスッキリとしています。
『ジャックポットに微笑んで』/つつい
作者が同人誌として出していた百合漫画を単行本として再録したもの。「女の子が女の子のことを好きになってこその恋愛」だけでは物足りない人向けの“広義”の百合です。妬み、偏愛、投影、無関心、女の子どうしの歪んだ感情を表現するための、ゾクゾクするような絵がとても上手い。次の作品を読みたくなる作家さんです。
ジャックポットが使われなかった。百合漫画の原稿、ボツになりがち。
2017年~
1月号
『ぎなた式』/三木有
女子のスポーツというイメージの強いなぎなたの魅力にハマっていく男子の物語。どんなスポーツもこなしてきた主人公が、「男だから向いてない」という理由で出会ったばかりのなぎなたという競技に突き放されてしまうのが面白い。単巻でもきれいにまとまっていますが、サブキャラも立っていて是非この先の話が読みたい!と思える漫画です。
『私の好きな週末』/三好銀
今年8月に急逝した作者の遺作となってしまった1冊。三好作品の物事を俯瞰したような作風は三好銀自身の人間性から来ていたものだということが、角田光代や森泉岳土、嫡子の三好風太らの追悼寄稿から読み取れる。佳作でマイナーだが██(バイト先所在地)にもゆかりのある作家。亡くなってから注目されるのは本意ではないだろうが、ぜひ多くの人に読まれてほしい作家。
『レイリ』①②/原作・岩明均 漫画・室井大資
またひとつ楽しみな連載が増えた!岩明均と室井大資というとちょっと意外なタッグに思えたが、岩明先生の方から声を掛けたというだけあって、緊迫感のある時代劇のなかで室井先生の気の抜けたようなギャグ描写がマッチしオリジナリティを生んでいる。あとがきで原作・作画二人の漫画家としての性格の違いが分かるのも面白い。
2月号 2016年本当に売りたかった本
「小粒ながらも一級品」
物事を観察し、そこから妄想を広げ、物語を構成していって続きが気になるところでスパッと終わらせる。福島聡の短編には漫画の面白さがすべて詰まっている…と言っても言い過ぎではないと思います。引き出しの多さを味わえる全2巻13話、きっと好きなお話が見つかるはずです。
3月号
売りたかった本フェアが長引いたのでなかった(記憶)
4月号
『10歳かあさん』/小路啓之
リアルタイムで連載を追えることに喜びを感じられる作家はどれだけいるだろうか。昨年事故で逝去された作者の遺作は未完となってしまった。小路啓之は間違いなく唯一無二で、決して失われてはいけない才能だった。ちょっと変態的で不器用に生きるキャラ、歪んだ関係性の中に生まれる愛と背徳感、遺作には小路作品の魅力が詰まっています。
『書店員 波山個間子』①/黒谷知也
作中には向田邦子、野田知佑、ヘルマンヘッセら実在の本が登場するが、これは書評漫画でも職業漫画でもない。ブックアドバイザーとして働く波山さんを通して読書という体験そのものを描いた漫画だ。シンプルな描線や静かなモノローグは読書の世界や波山さん自身の内向的な性格に合っていて読後にはじんわりとした気持ちが残ります。
『バイオレンスアクション』①/浅井蓮次、沢田新
コミカライズ作品を手がけてきた浅井蓮次と謎の(?)兼業主婦・沢田新両氏による“バイオレンスアクション”。ゆるふわ専門女子学生で雇われヒットマンのケイは殺伐とした世界に住んでいるが生きる希望は絶やさない。キュートな女の子と容赦ないバイオレンスのギャップを楽しむだけではない、これは再生の物語なのだと思う。
5月号
『悪魔を憐れむ歌』①/梶本レイカ
"四角く"折り曲げれられた死体が相次いで見つかるという連続猟奇殺人事件を追う刑事と怪しい医師の出会いを通し、警察の腐敗、冤罪、暴力、狂気、美学、哲学がないまぜになった濃厚な世界観が描き出される。一度筆を折ろうとした作者が再び一般誌で連載を始めた今作は、パワーアップした梶本ワールドに加え漫画というエンタメが持つ地力も感じられます。
『アマネ†ギムナジウム』①/古屋兎丸
ドール作りが趣味のアラサー女性派遣社員が謎の粘土を使って少年達を作り上げると、命が吹き込まれ突然人形たちが動き出す。古屋兎丸の漫画と言えば、初期のメタフィクションっぽいつくり、「表現者」を描いたファンタジー、一方で少年達の耽美でアングラな世界と様々。最新作はそれらの作風が全て合わさったような物語として展開していきそうです。
『仏像パンク』①/横尾公敏
時は江戸。暴走し人里を襲う野良仏(のらぶつ)と、それら巨大仏像を狩る仏像破壊屋=通称仏破(ぶっぱ)。決め台詞は「仏壊(ぶっこわ)す!!」。『進撃の巨人』の仏像バージョンと説明すれば分かりやすいでしょうか。暴れ回る国宝級の仏像をバキバキに仏壊していく絵面の迫力は物凄いのですが、仏像マニアの方は気を悪くするかもしれないので要注意です。
濃い作品推しでいってみよう、としたけど、さすがに仏像パンクは攻めすぎた気がする(全然売れてなかったと思う)。
ていうかこの時期就活しながらふつうにバイトもしてた。そしてこれが定期的に書き、載せる最後の原稿になりました。
2017年本当に売りたかった本
「真っ当な愛のルポ漫画」
恋愛を"飛ばし"て結婚することが当たり前になった近未来が舞台。結婚には合理性を求めるべきなのか、恋愛は邪魔なものなのか、そもそも誰かを好きでいることに意味はあるのか。現代社会への問いかけを含む一方で、流麗な台詞回しと重厚なドラマこそが作者の真骨頂なのです。
「売りたかった本」というテーマの選書に毎年悩んでたけど、ルポルタージュこそ売りたかった本だわ…となった。最後の最後で。
ツイッターと同じ140?とかの字数で書いてたんだけど、まあツイッターのように文脈省略やら勢いやらで書けるはずもなく、でもまあなかなか面白かったです。
ポップと違って実際にフリペを手に取ってもらってはじめて人の目に入る文章なので、お客さんから「あれ面白かったよ~」みたいに声をかけてくれることがあると(1度か2度とかだけど)嬉しかった。
おわり