三森すずこさん初の全国ライブツアー、東京・日本武道館公演を二日間見に行ってきました。
三森さんのライブ行くのは初めてで、しかもこれまでのライブ映像も見たことがなかったのですが、まあ、めちゃくちゃに良かったです。
ライブのレポと、三森さんのことと(あとほんのちょっとだけ僕自身のこと)。
2日間のセットリスト(赤:1日目 青:2日目)
1日目終わった時点で2日目は結構順番とか変えてきそうだな~と思ってたけど、実際は序盤の数曲を入れ替えたくらいでした。
1日目のセトリがわりと頭に入っていて(帰ってからソッコープレイリスト作った)、2日目は序盤で構成が変わらないと分かったから「この次の曲はこれが来る!」みたいに対応できた。
一曲ずつのレポ
覚えてる限りの演出とかです。MC、衣装変えのタイミングとかも一応全部合ってると思う。
開幕前BGM、くるみ割り人形。最後どんどん音が大きくなっていってパォ!パォ!パバーオ!で暗転するとテンションMAX。
Tchaikovsky - The Nutcracker, Pas de deux - Temirkanov
(追記:ブログから。ネグリジェ衣装だったんだね)
1.TINY TRAIN TOUR
ステージセットの電車に乗りこんで動き回る。アリーナのセンターステージへ。
間奏中、三森さんの要求に応えるシリーズその1。三森さんの声に合わせて腕を振るオタク。「回してー!」「クラップ!」「シェイク!」
2.会いたいよ…会いたいよ!
序盤のブチ上がり曲。
3.FUTURE IS MINE
序盤のブチ上がり曲。
キラキラチャカポコした音で楽しい。間奏でマリオネットダンスする三森さん…。からのシャキーン!で腕振り上げるのが決まると気持ちいい。今回生バンドということでリコーダーの音まで完全再現したんですよね。
衣装変え。最初の白いドレスの胸元に青っぽいアクセントが入ったみたいなやつ。
MC
三森さんの要求に応えるシリーズその2。三森さんの言ったとおりにサイリウムの色をチェンジして喜ばせてあげよう。
暗転、怪しげなナレーションと共にステージ上にあったはずの旗が無くなる演出。
本の中の悪魔(?)「僕はずっと本棚に入れられっぱなし」「仕返しにみもりんの大切なものを奪った」
三森さん「大切なもの?なんだろう?みんなは大丈夫!?隣の人とか消えてない?」「あっステージにあった旗がない!」
4.Traveling Kit
「奪われた旗を取り返しに行こう!」ステージ階段の上に飛行機の座席が用意されてる。セットに座って歌う。
5.ドキドキトキドキトキメキス
事件。センターステージまで歩いてきて歌う。Cメロでメインステージに戻りながら時々客席を振り返りつつ投げキス。そして落ちサビ前、吐息まじりの「トキメキス」。これに関しては事件です。
頭の前と後ろに腕を回してピタッと止める動き、ヴォーギングダンスっていうやつらしい。
6.1日目:せいいっぱい、つたえたい!(4sk′s ukiuki carnival remix)
2日目:ユニバーページ(y0c1e remix)
ここから2曲、リミックス曲のターン。スクリーンにインベーダーゲームっぽい映像が映し出される。
7.1日目:ミライスタート(The LASTTRAK Happy Hard Soca Remix)
2日目:純情DaDanDan(kz remix)
8.1日目:みんなでイエー✩オーッ!!
2日目:Wonderland Love
生バンドのピコピコ音が楽しい曲。
9.1日目:サマーバケーション
2日目:大切なキミ
10.1日目:約束してよ?一緒だよ!
2日目:ハッピーハッピークリスマス
11.Shall we dance?
ダンサーたちの社交ダンスっぽいパフォーマンスと、ギターの音がギュインギュイン鳴るギャップがアンバランスで変な曲。間奏で各楽器のソロが挟まれてカッコイイ。このとき三森さんはエアギターの振り。
パンフのインタビューでは「自分で作詞した歌詞をちゃんと伝えたいからあえて踊らない演出にした」と語ってた。
暗転、ダンサーたちのステージで幕間をつなぐ。
スクリーンにロケットの映像。5,4,3,2,1のカウントダウンで再び登場した三森さん、三着目の衣装。なんか烏天狗が付けてそうな帽子被ってた。
12.WONDER FLIGHT
どうやら最初ラブアローシュートの振りがあったんですか?2日目は確認しよう、と思ってたのにイントロから泣き崩れて見逃してしまった…
ダンサーを引き連れてセンターステージまで来るんですけど、三森さんを入れて9人なんですよね。円状に並んでその円を崩さないように回りつつ歌い上げるフォーメーションを見て、ファイナルの僕光を思い出さないわけがないんですよね。
1日目で気付いたときからもうダメだった。上から9つの光の輪が落ちてくるのを三森さんが最後に空に投げて返す。
9人への曲であると同時に園田海未へ向けた歌でもあるわけで。WONDER FLIGHT大好きなんですけど、湿っぽい雰囲気にならない明るい曲なのが良い。それを終始安らかな顔で歌ってたのが印象的。
13.恋のキモチは5%
センターステージで歌い終わったワンフラから再びメインステージに戻る。すると、マイクスタンドが用意されてた。
イントロ入って歌う前に「あっちょっと待って!」と音楽を止める。動きが止まってしまったオモチャ役のダンサーのネジを巻き直す小芝居を挟んで改めて歌い始める。こういうのを挟んで息を整えないと、ただでさえMC少ないライブなんだから流れを断ち切らず歌い続けるのキツいよな。
恋のキモチ、今回ライブで聞いて好きになった。全体的にミュージカルチックなライブのなかでマイクスタンドを立てて歌うというのが珍しくもあり、ここでもミラーボールの光が反射しててパブ感(?)があった。
14.My First Lesson
夢見たのはテレビのヒロイン自分じゃ知らない誰かになれそうで
暗転からの衣装変え。黒いマントに身を包んで登場。
15.Heart Collection
曲が終わると「あれ〜!?いつの間に私こんな真っ黒な衣装〜!?」とすっとぼけ、黒マントポイッ
16.Light For Knight
17.Xenotopia
暗転して今度はみもりんバンドが幕間をつなぐ。そのままヒカリノメロディのイントロに突入。
18.ヒカリノメロディ
直前の3曲の流れでぐったりしてるところに最後の衣装(パンフレットの表紙のやつ)で三森さんが登場、1日目はここで「楽しんでる〜?後半戦行くよ〜!」と煽りが入って、「え~~~!?まだ半分なの!!?」ってびっくりしたんだけど、そんなことはなく、残すところ3曲だった。(2日目は「さあ、クライマックスだよ~!」に修正されてた)
19.ちいさな手と観覧車
パレードはゆくとわの音をひびかせながら
あとから調べて知ったけど階段を使ったパフォーマンスは宝塚の伝統なのね…。Shall we dance?、Xenotopia、この後のFantasic Funfairと階段を大きく使ったパフォーマンスが随所にあったしそういうことなんですよ。深読みです。
20.グローリー!
21.Fantasic Funfair
ダンサーズ揃ったままでこの曲でトリ、クライマックス感半端ない。これも階段を大きく使ってる。バンドメンバー紹介。
ここで本編終わりのあいさつ。
再びステージ上方からおもちゃ箱が降りてきて帰っていくおもちゃ(役ダンサー)たち。三森さん「また遊んでくれる~!?」扉の中へ消える。
En1.1日目:純情 Da DanDan
2日目:ミライスタート
アンコール。ライブTシャツをアレンジした風の衣装。
ここはリミックスで歌えなかった原曲のほうを披露。
MC
「では次の曲です」「この場所で、今日この曲を歌う意味を感じ取ってください」
En2.スマイリウム
whip up feeling胸の奥をキュンとかきたてるのはいつもとびきりの笑顔
En3.1日目:ユニバーページ
2日目:せいいっぱい、つたえたい!
ここでもまたステージ上にダンサーズ集結。シャボン玉が舞う。
三森曲全体だったらせいいっぱいが一番好きなんですけど、まじもじるるものOPとして聞いたこの曲がソロに触れるきっかけだったんです。2日目に原曲で聞けて良かった。
2日目ダブルアンコールMC
WEn.ユニバーページ
ラストもシャボン玉。ユニバーページ歌いすぎか。
三森さんのライブに関しては「ミュージカルチック」「歌いっぱなし」みたいな断片的な情報を伝え聞いていて、でもそれ以上のもので。
コンセプトで魅せるところは見せて、ファンへのメッセージ性も挟みつつ。マジで楽しかった。
三森さんと「夢」という言葉
え~、このライブレポを書くにあたり、ずっと読んでなかったCUT6月号(μ′sファイナルライブが終わった後に出たロングインタビューのやつ)にやっと手を付けました。
「わたし、10代前半から20代前半にかけて、ミュージカルをやってる時期から『ラブライブ!』に出会うまで、『夢』っていう言葉がちょっと苦手だったんですよ。『夢』って言いたいときはなるべく『目標』って言ってたんですけど。」
「目標だったら自分がそこに向かって着実に登っていけば、いつかは叶うかもしれない。でも夢っていうのはちょっとぽやっとしたもので、叶えられない気がしちゃっていて。」
「やりたいことはある、でもそれはほんとに夢で。で、自分が叶えられそうなものを目標にして、これを達成しよう、みたいな感じで設定してたんですけど。『夢ってあるんだ!』っていうことを、μ′sと出会って実感しましたね、うん」
「『夢って言葉、使っていいんだ!』みたいな」
これを踏まえての、「紅白にまた出たい」「夢、見ましょう」なんですよ。
三森さんにこれまで抱いてきた印象として、「ドライだな」っていうのがあって、それは決してマイナスな意味ではなくこれまでの経歴とかその精神力によるもので、どっちかっていうと強さみたいなものだなと思っていて。
だから感情的に野心を言い放つ三森さんには本当にやられてしまった。
園田海未役の三森すずこじゃない、パーソナルな三森すずこについて、恥ずかしながら今更知ることができた。まだちょっとだけだけど。
おいオタク、三森を紅白に出させるぞ。
2日目終わったあと、就活を来年に控えた同期オタクとちょっと話したんですけど。
「マジで…やっていこうな…」みたいに身を引き締めた。こう、ね、僕の場合まずは夢をな、見つけていこうな…って話なんですけど…。
女性声優の語りを聞いて素直に自分の身を省みるオタク、馬鹿真面目かよ。
終わりです。